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月別アーカイブ: 2023年9月

慢性炎症~口腔環境は全身の健康に繋がる 口は身体の入口!悪い菌やウイルスの侵入を防ぐ重要な門番なのです。

実はすごいだ液の働き!!
①食べ物を消化吸収(消化) ②口の中の傷を修復(保護) ③口の中をきれいに(洗浄) ④菌やウイルスを抑制(殺菌) ⑤口内の酸性を中和(緩衝) ⑥虫歯を防ぎ歯を修復(再石灰化) ⑦異物を体から排除(排出)
だ液が減少すると・・・?
・口中が乾燥する  ・味覚が低下  ・口臭が強くなる  ・口中がネバネバする  ・口が動かしにくくなる  ・食べ物が飲み込みにくくなる  ・カビが生えやすくなる  ・虫歯、歯周病になりやすくなる
だ液が減る原因と対策って?                   
コロナ禍でマスク生活3年以上、ストレスによる免疫力が低下などにより口呼吸になり、口腔環境が悪化して歯周病になりやすくなっています。口の中には常在菌が棲んでいますが、普段は歯周病をおこすことはありません。しかし、歯磨きが不十分だったり、糖を過剰に摂ると細菌がネバネバした物質を作り出し歯の表面に歯垢を作ります。歯周病は歯垢がたまり歯周病菌が繁殖する感染症です。感染初期は無症状ですが、放置すると歯槽骨を破壊され毛細血管を通って歯周病菌が全身の血液循環に侵入します
 オーラルフレイルにご注意!!
弱るのは足腰だけではありません。「お口のフレイル」を予防しましょう!
オーラルフレイルとは?
お口の状態が悪化やお口の機能が低下することです。心身の衰えと深くつながっており、フレイルの手前で、お口の症状が現れます。

●歯周病は、糖尿病や、心筋梗塞などの病気の悪化や、誤嚥性肺炎の発症などのリスクも高めます。
オーラルフレイルをチェック!                                         
質問事項               はい いいえ
半年前と比べて、堅いものが食べにくくなった 2 0
お茶や汁物でむせることがある     2 0
義歯を入れている              2 0
口の渇きが気になる          1 0
半年前と比べて、外出が少なくなった     1 0
さきイカ・たくあんなどの堅さの食べ物    0 1
を噛むことができる
1日に2回以上、歯を磨く          0 1
1年に1回以上、歯医者に行く      0 1

合計点数が3点以上の方は、ご相談ください!!

0~2点 オーラルフレイルの危険性は低い
3点 オーラルフレイスの危険性あり
4点以上 オーラルフレイルの危険性が高い

予防のポイント                                               
・食前食後の「ブクブク」「ガラガラ」うがい習慣をつけましょう
・かみごたえのある食品を選びましょう
・本や新聞の音読や会話でお口を動かしましょう
・だ液腺マッサージや口腔体操をテレビで見ている間にやってみましょう
・毎食後、寝る前に歯磨きをしましょう
・「こまめな水分補給」を忘れずに
・1年に1回は歯科検診をし、定期的に確認しましょう

「慢性炎症」を予防するためにできること
1,小麦(グルテン)牛乳(カゼイン)を飲食しない 2,鼻呼吸(口テープ)と落ちベロを正しい位置に 3,座る時間を減少
4,腹八分目で長寿遺伝子をオンに 5,食事は1口30回噛む 6,食べる順番に注意 7,青魚の脂(オメガ3)は健康への道
8,運動は最高の抗炎症薬 9,体のコゲ・サビに注意(糖化最終生成物、活性酸素)
誤嚥性肺炎
ムセる、せきこむ、かすれ声で困っていらっしゃいませんか?・・・それ誤嚥性肺炎のサインかも。「口の環境」と「のどの筋肉」を鍛えるだけでも予防できるんです。ゴム風船やピロピロおもちゃなども使えます。健康長寿を実現するには体の機能でもっともおとろえさせてはいけないのは?足の筋肉?血管の衰え?実は食べ物を飲み込む力・・・嚥下機能だと言われています。
人間の生命活動の一番が食べる、すなわち「エネルギーを造る」がベースとなって生きていけるのです。
飲み込む力が衰えると、毎日の当たり前が出来なくなります。「嚥」という字は「飲み込む」を意味します。
誤嚥性肺炎は死亡原因の第6位(2020年)です。ガン、心疾患、老衰、脳血管、肺炎の次です。高齢者は飲み込む力をどれだけキープできるかが寿命を決定づけるカギになっていると言われています。飲み込む力を鍛え口腔環境を良好にする事。80、90,100歳になってもおいしいものをおいしく食べていく事はステキな事でしょう。人は食べられてこそ、飲み込めてこそ長く生きられるもの。元気で長生きの秘訣です。