漢方薬は、降圧剤と異なりあくまでも全身のバランスを整え、その結果、血液の正常化をもたらすのが原則である。従って時間はかかる事が多いが正常値に戻った場合には、血圧を亢進させる条件がある程度改善されているので、廃薬ないし中休みしても容易逆戻りしにくいというのが西洋医薬との相違となる。
しかし養生法を確実に守って、再び上がらないようにという生活は、なかなか大変なので、その後も体に良い環境を継続的に作り続けることが望ましい。
【商品説明】
(イ)高血圧
漢方薬は、降圧剤と異なりあくまでも全身のバランスを整え、その結果、血液の正常化をもたらすのが原則である。従って時間はかかる事が多いが正常値に戻った場合には、血圧を亢進させる条件がある程度改善されているので、廃薬ないし中休みしても容易逆戻りしにくいというのが西洋医薬との相違となる。しかし養生法を確実に守って、再び上がらないようにという生活は、なかなか大変なので、その後も体に良い環境を継続的に作り続けることが望ましい。
(ロ)成因による高血圧の分類
1、本態性高血圧:原因不明、90%
2、二次性高血圧:原因の明らかなもの、約10%
(ハ)高血圧の自覚症状
頭重、後頭部頭痛、めまいや眼の充血、顔面紅潮、耳鳴り、肩や首筋の凝り、手足のしびれ、頻尿や動悸、視力障害、体がだるい、絶えまない緊張感や不眠、夜尿、鼻出血、夜間に急に息苦しくなって目が覚めるなど。
(二)養生法
1、落ち着いた気持ちで生活すること
緊張の連続は血圧を上げるもとになります。暇をみつけて体を、休めるようにし、睡眠を十分にとってください。
2、適度な運動をすること
成人病のひとつである高血圧症は、運動不足が大きな原因のひとつであると言われています。無理のない運動を規則正しくやりましょう。
3、寒さと冷えに注意すること
高血圧の合併症である脳卒中も心臓病も冬期に多発します。冷気にあたると体の表面から熱がうばわれるので、それを防ぐために血管が収縮して血圧が上昇するわけです。防寒に気をつけ、特に夜間のトイレは、よくありませんから工夫して下さい。
4、入浴の注意
一般に熱い風呂を好みますが、血圧の高い方は41度以下のお湯に入るようにし、長風呂もやめましょう。
5、食べ物の注意
血圧の高い方に満腹は禁物です。常に腹八分目を心掛けましょう。これに関連して、便通をよくすることも絶対に必要です。
一日一回は必ず便通があるようにしなければなりません。そのためには、海草、野菜(特に繊維質のもの)や果物を欠かさないようにしましょう。
(A)塩分、水分のとりすぎをさけること
塩分のとりすぎは血圧を上げる原因になりますので、あまり塩辛いものは食べないこと。同様に水分のとりすぎは心臓に余分な負担 をかけ、血圧を刺激するといわれています。
(B)糖類(ごはん、めん類、菓子など)や動物性脂肪を減らして肥満を防止すること。
肥満によって、心臓に負担がかかり、その結果血圧も上がります。
糖類や動物性脂肪は出来るだけ敬遠して、菜食主義に近い生活をすれば安心です。
(C)たんぱく質、タバコ、アルコール類について
肉類や脂濃い魚肉等の動物性たんぱくは出来るだけさけ、豆類、とうふ、納豆等の植物性たんぱく、魚の場合は白身のものを食べるようにしましょう。適量のアルコール、タバコはストレスの解消に役立つと言われ、肝臓を悪くしない程度なら禁止する必要はありませんが、心臓が悪い場合には十分注意してください。